注文金額に応じて配送料を自動で入力できれば、計算ミスを防ぎながら業務の効率をアップできると思いませんか?
商品販売や発注管理を行う際、「注文金額によって配送料を変えたいけれど、手動入力だとミスが発生しやすい」「毎回計算するのが面倒なので、自動化できれば楽になるのに…」と感じることがありますよね。特に、オンラインショップや営業活動では、配送料を素早く正確に計算できると、作業の効率化と顧客対応のスムーズ化につながります。
そんなときに活用したいのが、「Excelの関数を使って、注文金額に応じた配送料を自動で入力する方法」です!この設定を適用すれば、注文ごとに配送料を自動で計算し、業務負担を軽減できます。
本記事では、「Excelで注文金額に応じた配送料を自動入力する方法」を詳しく解説!業務の効率化を実現しながら、計算ミスを防ぐための便利なテクニックを今すぐチェックしてみましょう。
「VLOOKUP関数」「TRUE」を利用する
「VLOOKUP関数」で、引数の検索方法で「TRUE」を指定すると、検索値未満の値が検索されます。これを利用して、注文金額が1000円未満のとき、2000円未満のとき、3000円未満のとき、3000円以上のとき、それぞれの配送料を表示させることができます。近似一致「TRUE」は、検索したい値が表に存在しない場合に、最も近い値(小さい方)を探し、その値に対応するデータを返す機能です。
結果を表示したいセルをアクティブにします
ここでは、配送料を表示させたいので「F10」を選択しています。

数式タブを表示させて、検索/行列の▼から「VLOOKUP」を選択します
数式タブをクリックして表示させ、「検索/行列」▼から「VLOOKUP」を選択します。

関数の引数ダイアログボックスが開くので、検索値に小計のセルを指定します
小計の額を参照して送料を指定したいので、ここでは「F9」を選択しています。

範囲に、配送料の表のデータ範囲を選択して、F4キーを押して絶対参照にします
範囲には、下図のように表のデータ範囲をドラッグして指定し、「F4」キーを押して絶対参照にします。

列番号に、送料が左から数えて何列目にあるかを確認し、「2」を入力します
ここでは、2列目に送料があるので、「2」を指定しています。

検索方法に、「TRUE」を入力して、OKをクリックします
引数の検索方法で「TRUE」を指定すると、検索値未満の値が検索されます。

FALSE | 検索値に指定した値と完全に一致する値を検索する。見つからない場合はエラー値「♯N/A」が表示されます。 |
TRUE | 検索値に指定した値と完全一致する値と近似値を検索する。一致する値が見つからない場合は、検索値を超えない最も大きい値が返されます。 |
戻り値が表示された
小計が「1040円」なので、「1000円以上」、「2000円未満」の「900円」が表示されています。

参考 小計が2390円の場合
小計が「2390円」なので、「2000円以上」、「3000円未満」の「500円」が表示されています。

近似一致が必要な場合は「TRUE」を、正確な一致が必要な場合は「FALSE」を使うと覚えておくと良いでしょう。
近似一致「TRUE」を利用することで、データの範囲を広げたり、特定の条件に応じたデータを取得したりすることができます。ただし、使用する際はデータのソート状態や、正確な値の位置関係に注意することが重要です。
注文金額に応じて配送料を自動計算できるようになれば、手動入力の手間がなくなり、業務の正確性とスピードが向上! お客様への対応もスムーズになり、注文処理が効率的に進められます。注文管理の正確さは、顧客満足度の向上にもつながる重要なポイント! 配送料の計算を最適化することで、業務の負担を減らしながら、会社の利益にも貢献できます。