Excelで複数列のデータを1列に!Excelで簡単に整理するテクニック
Excelで大量のデータを扱うとき、複数の列に分かれたデータを1つの列にまとめたい場面が出てきますよね。たとえば、名前、住所、電話番号などが別々の列に並んでいるとき、それらを1列にまとめたいときにどうすれば良いか悩むことがあります。
手動で1つ1つコピー&ペーストしてまとめるのは非常に手間がかかり、時間の無駄です!そんなときに使えるのが、Excelの「&演算子」、「CONCATENATE関数」を使う方法です。これを覚えておけば、複数の列に散らばった情報を一瞬でまとめることができ、作業の効率がグンとアップします。
「&演算子」、「CONCATENATE関数」を使う方法があります
姓と名など別々に入力されているものを、まとめて一つのセルに姓名として表示させたい場合、文字列連結の「&演算子」を使用する方法と、「CONCATENATE関数」を使用する方法があります。各列のデータをつなげて表示させることができます。
①「&演算子」を使う方法
演算子は、シンプルな結合には非常に便利です。
対象セルを選択して、「=B3&C3」と入力してEnterキーを押します
連結させて表示させたいセルを選択してアクティブにして、下記の場合、「=B3&C3」と入力してEnterキーを押します。

2つの列のデータが連結された
複数のセルに入力された文字がが連結されて、表示されました。

参考
姓名を連結させて、「姓」と「名」と「様」の間にスペースを入て表示する方法
(例)鈴木 太郎 様
①対象セルに「=B3&” “&C3&” “&”様”」を入力して「エンターキー」を押します。

②鈴木 太郎 様 と入力されます。

②「CONCATENATE関数」を使う方法
この関数は、複数の文字列を一つの文字列に結合するのに役立ちます。
対象のセルを選択して、アクティブにします
連結させて表示したいセルを選択して、アクティブにします。

関数の挿入をクリックします
数式バーの左にある、関数の挿入をクリックします。

関数の検索に「CONCATENATE」と入力し、「検索開始」をクリックします
関数の挿入ダイアログボックスが表示されるので、関数の検索に「CONCATENATE」と入力し、「検索開始」をクリックします。

関数の挿入ダイアログボックスのCONCATENATEを選択してOKをクリックします
関数名に「CONCATENATE」が表示されるので、選択して「OK」をクリックします。

関数の引数ダイアログボックスの文字列に連結したいセルを入力してOKをクリックします
文字列1、文字列2に連結させたいセルを入力します。複数ある場合は、複数入力します。「OK」をクリックします。

2つの列のデータが連結された
連結させたいセルに入力された文字が、表示されました。

今回ご紹介した複数列のデータを1列にまとめる方法を実践すれば、今後はExcelでのデータ整理が驚くほど簡単になります。特に、顧客リストや商品データ、売上情報など、複数の列にわたる情報を1つの列にまとめる作業は非常に多くのビジネスシーンで必要になります。このテクニックを使えば、手動でデータをまとめる手間を省き、ミスを減らすことができるので、時間の節約にも繋がります。
名前、住所、電話番号などがそれぞれ異なる列に分かれている場合、この方法を使えば、1行1行を効率よく整理でき、データの整合性も保たれます。さらに、IF関数やCONCATENATE関数を駆使すれば、より複雑なデータの組み合わせや整理もスムーズに行うことができます。