Excelでデータを分析するとき、特定の順位の値を簡単に求めたい…そんなときに便利な方法があります!
成績データや売上情報などを扱う際、「大きい方から◯番目の数値を抽出したい」「小さい方から◯番目のデータを知りたい」「ランキング順に整理したい」 と思うことはありませんか?手作業で数値を確認するのは面倒ですが、Excelの関数を活用すれば、データを自動で抽出し、正確な分析が可能になります!
そんなときに役立つのが、「LARGE関数」と「SMALL関数」! これらを使えば、特定の順位にある値を簡単に取得でき、ランキング作成や統計分析をスムーズに進めることができます。
本記事では、「Excelで大きい方、または小さい方からX番目のデータを求める方法」を詳しく解説!業務効率をアップさせる便利なテクニックを今すぐチェックしてみましょう。
「LARGE関数」「SMALL関数」を使う
「LARGE関数」は、データの中からX番目に大きな数値を返します。
「SMALL関数」は、データの中からX番目に小さな数値を返します。
結果を表示したいセルをアクティブにします
ここでは、「LARGE関数」の使用方法で解説します。

数式タブを表示させて、その他の関数の▼から統計▶を選択して、「LARGE」を選択します
「SMALL関数」の場合は、ここで「SMALL」を選びます。この選択以外の作業内容は同じです。

関数の引数ダイアログボックスが開くので、配列に検索対象のセル範囲を指定して、F4キーを押し、絶対参照にします
関数の引数ダイアログボックスがの中にある、「配列」に検索したい対象のセル範囲を指定して、「F4キー」を押し、絶対参照にしましょう。

順位に、取り出したい順位を指定して、OKをクリックします
ここでは、取り出したい順位の入力されたセル「E3」を指定していますが、直接「1」と入力してもOKです。

戻り値が表示された
設定した順位の戻り値が表示されました。

参考 上位3位までの結果を表示した場合
2位の場合の入力方法

3位の場合の入力方法

1位から3位の上位投票数が表示されました。

LARGE関数とSMALL関数を活用すれば、データを瞬時にランキング化し、必要な情報をスムーズに取得可能! 手作業で数値を確認する手間を省きながら、統計分析の精度を向上させることができます。
このテクニックを覚えておくことで、売上ランキング、成績分析、アンケートデータの集計など、さまざまな業務に応用可能! Excelを活用したデータ分析の幅が広がり、より戦略的な情報整理ができるようになります。