「VLOOKUP関数」「TRUE」を利用する
「VLOOKUP関数」で、引数の検索方法で「TRUE」を指定すると、検索値未満の値が検索されます。これを利用して、注文金額が1000円未満のとき、2000円未満のとき、3000円未満のとき、3000円以上のとき、それぞれの配送料を表示させることができます。近似一致「TRUE」は、検索したい値が表に存在しない場合に、最も近い値(小さい方)を探し、その値に対応するデータを返す機能です。
結果を表示したいセルをアクティブにします
ここでは、配送料を表示させたいので「F10」を選択しています。
数式タブを表示させて、検索/行列の▼から「VLOOKUP」を選択します
数式タブをクリックして表示させ、「検索/行列」▼から「VLOOKUP」を選択します。
関数の引数ダイアログボックスが開くので、検索値に小計のセルを指定します
小計の額を参照して送料を指定したいので、ここでは「F9」を選択しています。
範囲に、配送料の表のデータ範囲を選択して、F4キーを押して絶対参照にします
範囲には、下図のように表のデータ範囲をドラッグして指定し、「F4」キーを押して絶対参照にします。
列番号に、送料が左から数えて何列目にあるかを確認し、「2」を入力します
ここでは、2列目に送料があるので、「2」を指定しています。
検索方法に、「TRUE」を入力して、OKをクリックします
引数の検索方法で「TRUE」を指定すると、検索値未満の値が検索されます。
FALSE | 検索値に指定した値と完全に一致する値を検索する。見つからない場合はエラー値「♯N/A」が表示されます。 |
TRUE | 検索値に指定した値と完全一致する値と近似値を検索する。一致する値が見つからない場合は、検索値を超えない最も大きい値が返されます。 |
戻り値が表示された
小計が「1040円」なので、「1000円以上」、「2000円未満」の「900円」が表示されています。
参考 小計が2390円の場合
小計が「2390円」なので、「2000円以上」、「3000円未満」の「500円」が表示されています。
近似一致が必要な場合は「TRUE」を、正確な一致が必要な場合は「FALSE」を使うと覚えておくと良いでしょう。
近似一致「TRUE」を利用することで、データの範囲を広げたり、特定の条件に応じたデータを取得したりすることができます。ただし、使用する際はデータのソート状態や、正確な値の位置関係に注意することが重要です。