「Excelのブックにパスワードを設定して、大切なデータをしっかり守りたい!
社内の重要な資料や個人情報を含むファイルを扱う際、「誰でも開ける状態ではセキュリティが心配…」「機密データをしっかり保護したい」 と思うこと、ありますよね。そんなときに活用したいのが、Excelの「ブックのパスワード設定」! パスワードをかけることで、不正アクセスを防ぎ、ファイルの安全性を確保できます。
しかし、状況によっては、「パスワードを解除したい」「設定を変更したい」といったケースもあるはず。そんなときに役立つのが、「ブックのパスワードを解除する方法」です。適切な設定を知っておくことで、安全に管理しながら柔軟な運用が可能になります。
本記事では、Excelブックにパスワードを設定する方法と解除する方法を詳しく解説!セキュリティを強化しながら、業務をスムーズに進めるための便利なテクニックを今すぐチェックしてみましょう。
パスワードを設定することで、意図しないユーザーがエクセルブックにアクセスするのを防ぎます。これにより、機密性の高いデータや個人情報が守られます。また、編集用パスワードを設定することで、データの変更や削除を防ぎ、意図しない変更を防ぐことができます。
保存する時に、「全般オプション」で設定する
ブックの保存時には、色々なオプションを設定することができます。ファイルにパスワードを設定する機能もあります。
ブックにパスワードを設定する方法
ファイルタブをクリックします
ブックへのパスワードは、ファイルタブから設定します。

「名前を付けて保存」を選択してから、保存したい場所を選択します
ファイルを保存したい場所、フォルダーなどを選択します。

「名前を付けて保存ダイアログボックス」が開くので、ツールの▼から「全般オプション」を選択します
ファイル名は、後からでも設定できます。

任意のパスワードを入力して、OKをクリックします
設定したパスワードを忘れないように注意しましょう。
「読み取りパスワード」とは:ファイルを開くときに入力を要求されるパスワードです。
(パスワードを入力しなければ、ファイルを開くことができません。)
「書き込みパスワード」とは:ファイルを編集して、上書き保存するために必要なパスワードです。
(パスワードを入力しなくても、読み取り専用としてファイルは開けます。)
どちらか、一方のみを設定することも、両方設定することも可能です。

「□読み取り専用を推奨する」にチェックをすると、読み取り専用を推奨するメッセージが表示されます。

「パスワードの確認ダイアログボックス」が開くので、設定したパスワードを再入力して、OKをクリックします

「読み取りパスワード」と「書き込みパスワード」の両方を設定した場合は、パスワードの確認が2回ありますので、それぞれに設定したパスワードを入力します。
「名前を付けて保存ダイアログボックス」に戻るので、ファイル名を任意の名前に変更して、「保存」をクリックします

パスワードを設定したExcelファイルを開くと、パスワードの入力ダイアログボックスが開くので、パスワードを入力してOKをクリックする

「書き込みパスワード」が設定されている場合は、以下のダイアログボックスが開くので、設定したパスワードを入力してOKをクリックします。

設定したパスワードは忘れないようにしましょう。
ブックのパスワードを解除する方法
パスワードが設定されたファイルを開き、ファイルをクリックします
パスワードの解除も、ファイルタブから設定します。

「名前を付けて保存」を選択して、任意の保存先を選択します

ツールの▼から「全般オプション」を選択します
パスワードを設定した場所と同じところです。

全般オプションダイアログボックスが開くので、設定されているパスワードを削除して、OKをクリックします
設定されているパスワードの文字が伏せて表示されているので、その部分を消去します。

「名前を付けて保存ダイアログボックス」に戻るので、「保存」をクリックします
名前を別名で保存するかは、任意で場合によって設定してください。

Excelファイルのパスワードが、解除されました。
設定したパスワードは忘れないようにしましょう。
Excelのブックにパスワードを設定すれば、機密データのセキュリティを強化し、大切な情報を守ることが可能! また、状況に応じて適切に解除する方法を知っておけば、ファイルの管理がよりスムーズになり、柔軟に対応できます。大切なデータを安全に管理することは、業務の効率化にも直結する重要なポイント!