Excelで文字列をスムーズに抽出！「右から」「左から」必要な部分を取り出そう
「Excelで文字列を右から取り出したい」「左から特定の文字だけ抜き出したい！」そんな時に便利なのが、Excelの文字列関数です。たとえば、商品コードの最後の数文字だけを抽出したり、顧客名の先頭部分を取り出したりするときに、この機能を使えば、あっという間に必要なデータを抜き出すことができます。
Excelには、文字列を右から取り出すためのRIGHT関数や、文字列を左から取り出すためのLEFT関数という便利な関数が用意されています。これらを使うことで、長い文字列の中から必要な部分を簡単に切り取ることができ、データ整理や分析が格段に楽になります。
「RIGHT関数」「LEFT関数」を使う
「RIGHT関数」は、文字列の右端から、指定した文字数分を取り出す関数です。
「LEFT関数」は、文字列の左端から、指定した文字数分を取り出す関数です。
「RIGHT関数」の使い方
結果を表示したいセルをアクティブにします
結果を表示させたいセルをアクティブにしましょう。
数式タブを表示させて、文字列操作の▼から、「RIGHT」を選択します
数式タブの中から「文字列操作」の▼をクリックして、「RIGHT」を選択しましょう。
関数の引数ダイアログボックスが開くので、「文字列」に対象の文字列が入力されたセルを指定します
ここでは「B3」セルを指定しています。
文字数に、右から取り出す文字数を指定して、OKをクリックします
戻り値が表示された
この設定では、右から３文字が取り出されました。
「LEFT関数」の使い方
結果を表示したいセルをアクティブにします
数式タブを表示させて、文字列操作の▼から、「LEFT」を選択します
関数の引数ダイアログボックスが開くので、「文字列」に対象の文字列が入力されたセルを指定します
ここでは「B3」セルを指定しています。
文字数に、左から取り出す文字数を指定して、OKをクリックします
戻り値が表示された
この設定では、左から３文字が取り出されました。
いかがでしたか？文字列を右から取り出す方法と左から取り出す方法をマスターすれば、データの整理や分析が格段に効率化されます。たとえば、RIGHT関数を使えば、商品コードの最後の桁や、日付の年部分だけを抜き出すことができますし、LEFT関数を使えば、顧客名の先頭部分を簡単に取り出すことができます。これらのテクニックは、データを素早く処理するための強力なツールとなります。
さらに、LEFT関数やRIGHT関数を使いこなすことで、Excelでのデータ処理がもっと簡単になります。たとえば、ExcelのVLOOKUP関数やIF関数と組み合わせて使うと、より複雑なデータ分析やレポート作成もスムーズに行えます。文字列の抽出は、Excelを効果的に使うための基本的なスキルですが、実際に使ってみるとその便利さが実感できるはずです。
